2013年05月30日

スマホOSの主導権争いの行方

激戦続くスマホOS業界だが、Mozilla の Open Web Apps 準拠のスマホOS「Firefox OS」の登場でその行方が少しづつ見えてきたように思える。

Firefox OS は、OSネイティブアプリを前面に押し出している Apple の iOS や Google の Android OS とは一線を画している。(ただ Google の場合は Chrome OS という Open Web Apps を意識した OS を温存することで両建てしているようだが)

Firefoxさえインストールできる端末なら、iPhoneなどのiOS系スマホだろうがAndroid系スマホだろうがMac OSだろうがどこでも動く。それが Firefox OS の途轍もない強みだと思う。
これはスマホアプリ開発者が各OSごとに同じアプリを作るという無駄なコストから解放されることを意味する。そしてスマホユーザーは対応OSの壁を超えて、より多くのアプリを利用できるようにもなることも意味するのだ。
Open Web Apps がシンプルな設計や思想を持っていることも開発者と利用者の両方に恩恵を与えるだろう。

Open Web Apps 準拠はこれからのトレンドじゃないかと個人的には思う。多分 Google も Chrome OS で Firefox OS に追随してくるのではないだろうか。
もちろんAndroidアプリが亡くなるとまではいわないが、ネイティブコードが要求されるような特殊な場面に限定されるようになるのでは。

Apple は Mac OS の時と同じようにスマホでも独自の道を歩み続けるのかもしれないが、その末路はパソコンの主導権争いの結果を見てもわかるとおり。

というわけで俺は Firefox OS の発展に期待しているし、コミットしていきたいとも思う。


参考
Firefox OS
Open Web Apps を始めよう ? なぜ、そしてどのように: Modest
Firefox OS アプリケーションでHello World!: Hello Firefox OS
感心。Firefox OSアプリはWebページからインストールでき、デスクトップでもAndroidでも動く!: OpenWeb
Firefox OS Simulator 3.0.1: Add-ons for Firefox

posted by 寄り道退屈男 at 15:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | Packaged Apps
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