2012年03月19日

[Windows7]エクスプローラの右クリックで直接コマンドプロンプトを開く方法

プログラム開発を行なっていると頻繁に利用するコマンドプロンプト(cmd.exe)。

Windowsをデフォルトのまま使っている場合、コマンドプロンプトで指定したパスへ移動したい時には、エクスプローラで指定したディレクトリのパスをコピーし、メニューからコマンドプロンプトを開き、 "cd c:\hoge_directory" と書き込み・ペーストすることだろう。

たまにしか使わない機能なら、まぁこれでもいいのだが、開発者はそういうわけにもいかないだろう。毎回毎回これでは効率が悪くイライラしてくる。

そこで、レジストリをちょこっと弄って、右クリックのコンテキストメニューに「cmdで開く」を追加してみよう。以下はWindows7の場合の説明なので、Windowsの他バージョンだと多少違うかもしれない。あくまでも自己責任でお願いしたい。

■手順

まず、レジストリを弄るために regedit.exe を起動。

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell] にサブキーとして [openWithCmd] というキーを作成してみる。[openWithCmd]キーの「規定値」の値には、文字列として cmdを開く とでも入力しておこう。

次に、今作った [HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\openWithCmd] の直下に [command] というキーを作成し、[command]キーの「規定値」の値には、文字列として cmd.exe /s /k pushd "%V" と入力する。

これだけだ。


他にも、以下のような適当なレジストリファイルを作って、ファイルをマージするという方法もあるが、まぁどちらでも良いだろう。

hoge.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\openWithCmd]
@="cmdで開く"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\openWithCmd\command]
@="cmd.exe /s /k pushd \"%V\""



実際にエクスプローラでフォルダを右クリックしてみるとコンテキストメニューに「cmdで開く」というメニューが追加され、それを実行すると、その場所をカレントディレクトリとしてコマンドプロンプトが開かれる。



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posted by 寄り道退屈男 at 07:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | Windows